お知らせ

AFRO事件その2

数ヶ月前に胃腸炎になり5日間ヨーグルトとオーエスワンで過ごしましたが、復帰してすぐに、テキーラを胃腸に注入したAFRO若松です。

#テキーラでアルコール消毒 #胃腸が喜んでる #いや早死にするよ?

 

さて今日はAFRO事件その2という事でお話しさせていただきたいと思うのですが、前回その1をお話ししましたのでまだ読んでいない方はぜひ前回の「結婚式の二次会事件」も読んでみてください。

本題の前に「事件その1」で思い出したんですが、40人の予約の話。

AFROは最大席が40名なので、貸し切りにすることにしました。すると、「もうちょっと増えるかもです」とのことで、43人になり、立ち飲みなどで対応。

さらに、「もっと増えてもいいですか?」と、48、50…しまいには60人ぐらいに膨れ上がってしまい、階段まで使ってもらいました。

立ち飲みのクラブみたいになってそれはそれでいつもと違う楽しい雰囲気になりました。

#階段使えば60名予約ができる! #店内パニック #臨機応変できる店

 

さて、ここからが本題です。今回は「全身に入れ墨の入った方にビールぶちまけ事件」ということで、ちょっとえぐい話をさせていただきます。

タイトルで全て言ってしまいましたが、およそ10年前、土曜日の忙しい日に、腕や足、首元まで入れ墨の入った怖めのお客様が男女4名で来店してくれました。一番奥の窓際の席にご案内しました。

その日は土曜日で他の席も賑わいましたがそこまで満席とはならずだったので、スタッフ3人で特に気にせず手際よく淡々といつも通り回していました。

すると、「ガッシャーーーーん!!」と何かを落とす音が奥の席からきこえてきました。「ん!?」見てみると、一番奥の「あの」席で今までそんなミスもないスタッフ君が、慌ててぶちまけたビールを布巾で拭いていました。ヤバいと思いダッシュで布巾をもって奥の席に行くと、全身墨の方が全身ビールまみれになっており、「何してくれとんじゃ!」とぶちギレ。

#必死で謝罪 #必死でふきふき

 

すると一緒の女性も「最悪なんだけどー!」

かけられた方からも、「パンツまで濡れちまったぞ!どうしてくれんだ!」

私は「すぐに買ってきます!」と22:00にどこもやっているわけもなく、何かパンツでもと思いコンビニに猛ダッシュ。

冬だったので某コンビニにモモヒキが売っていて、とりあえず買ってダッシュで戻りました。

息を切らしながら「こんな物しかございませんでしたが…」と差し出すと、「じゃあこれに着替えるから、でもまだ今は飲みを楽しみてぇから終わってから話しするぞ」とのこと。

#「放課後、体育館の裏にこい」ってやーつ

 

そして数時間後、「会計!」と。ついにその時がやってきました。

まず、「ご迷惑をおかけしましたので、お会計はいただけません!」とこちらから改めて謝罪。

しかし、「それとこれとは別だから。」「しっかり飲ましてもらったんだからここは、ちゃんと払わせてくれや。」と返され。。。

#一番怖いパターン

 

しっかりお会計を頂き、本題へ。

お客様「この携帯電話、全然つかねー。仕事で使ってるから困るんだよ」

お客様「これが無いと仕事になんねぇんだわ」

AFRO「はい!弁償させていただきます。」

お客様「じゃあ俺隣の県から来てるから、明日朝10:00に携帯ショップに来いや。」

AFRO心の声「まじか…」

#よりによって隣の県の人 #1時間30分はかかる #休みの日でよかった

 

次の日の朝…

その当時シングルパパだったので小学生の子供を預けて片道1時間30分の隣の県へ。

ケータイショップに早めに付き、ショップの前で待っていると、ハイエースか何か大きな車でお店の前にドーン!とVIP止め。

中からトンガリ靴で全身白い服で昨日のお客様が登場。

お客様「ついてこい」

カツッカツッとトンガリ靴の後をついていき店員さんに「説明しろ」と。

AFRO「こうこうしかじかありまして…」

店員さん「そうしますと、機種変更で15万~30万などがありますが…」

#当時ガラケー #パカパカ

 

お客様「わかった…一旦行くぞ。」

と一緒に「VIP止め中」の車に戻る。

お客様「乗れ…」

AFRO「ハイ。」

AFRO心の声「どこに連れて行かれるんだろう…」

すると車を動かし、ちゃんと駐車場に止め直して、話し始めます。

#ハラハラドキドキで心臓がもたん

 

お客様「遠いところからわざわざ来てくれて店長の誠意は伝わった。」

お客様「実は今日の朝ケータイが復活して使えるようになったんだよ」

AFRO「でも…いったん濡れてしまって、大丈夫でしょうか。」

お客様「まあ、機種編の値段も思ったより高いし、そこまで俺も鬼じゃないからな。」

お客様「慰謝料としては店長の気持ちでいいから。」

AFRO心の声「気持ちーーー!?どういう事ー!一番難しいやーつ!」

AFRO心の声「気持ちって…このまま許してもらえるのか…1万で許してもらえるだろうか…3万か…5万…この状況の相場がわからん!」

#一瞬でいろいろ考えた…

 

悩んだ結果…

AFRO「3万でどうでしょうか…」

お客様「わかった、これで後腐れなしな」

AFRO「ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。」

すると

お客様「また行くよ。メニューもこんなものやあんなものがあったらうれしいな!」

などとアドバイスなども頂き、雑談をしながら、笑い話などもあり、最終的には優しく終わりました。帰り際には

お客様「ビールこぼしちゃった子には怒らないでやってくれよ!」とのこと。

AFRO「はい!わかりました!それではまた!」

#無事に保釈されました #シャバの空気

 

次の日…ビールをこぼしちゃったスタッフに

AFRO「昨日はなんとか話しおさまったからな」「怒らないでやってくれって優しかったぞ」としゃべると…

 

こぼしたスタッフ「あ、そうでしたね!ありがとうございます!俺パチンコ行ってました!あははははー」

と、気まずい雰囲気を作るのではなく、笑ってくれるスタッフを逆に尊敬しました。。。おしまい

#すべてがいい経験でした。